様々なシーンで利用されている風向計

風向を測定する機械に風向計があります。形としてはヨーロッパの風習の1つである風見鶏が広く知られており、国内においては、ペットボトルを利用した簡易な形のものを良く目にすることができます。
風向きは機械を使わなくても知ることができ、例えば、煙などがまっすぐ上に上っているようであれば風が無いことを判断できます。しかし、風は場所や高さによっても異なります。より正確な風向を知るには専用の機械が必要になり、現在では、目視だけでなく、センサーを設けることで定期的な測定をすることができます。データを自動的に記録することもでき、システムによっては離れた場所に送ることもできるため様々なシーンに利用されています。
機械はハンドタイプなどによる手に持って使用するものと、固定をすることで使用するものの2つがありますが、観測に利用される場合には、そのほとんどは風速計としての機能も兼ね備えています。

風向はどのようにして表現されるのか

風向では、通常8つの表現方法が用いられますが、気象状態をより詳しく伝える場合には16方位で表されることもあります。内容としては、基本的な東・西・南・北の他に、北東・南東・南西・北西の4つがあり、16方位の場合には、例えば、北と北東の間に北北東が加えられることになります。
風向を知るには、分かりやすい方法として、台となる部分に16方位を設け、中心に風向計を建てることで実際の向きを知ることができます。ポイントとしては、必ず、方位を合わせることがあり、最もやりやすい方法には磁石を用いてNの位置に北の表示を合わせることがあります。
通常、観測では機械の羽根が常に動くことになります。この場合には、一分程度観察をし、丁度中心となる方角で風向を決定します。

気象観測で利用されている機械について

風向は、時として日常生活に関係する場合がありますが、気象観測では大切な要素の1つとなります。観測で使用される場合には風向風速計として利用されていることが多く、一般企業だけでなく、気象庁や自治体なども設けています。中でも気象庁が設けている機器は精度が高く、各地域の情報が正確に伝えられるシステムが用いられています。
風向風速計の種類には大きく、風杯型と超音波式風速計があり、特に、超音波式風速計は世界中の多くの場所で使用されています。特徴の1つに耐久性にも優れていることがあり、へき地などに設置しても正確な風速と風向を知ることができる性能を持ちます。
風向は、生活においても身近な気象現象の1つとなります。例えば、台風などの予報で風向や強さが分かれば事前に準備をしておくことができます。また、ゴルフやスポーツをする場合にも風向計を使用することで風の影響を確認することができるようになります。